この記事では「中学生がすぐに使える俳句の季語」についてまとめています。
学校の宿題で俳句が出たんだけど、今の季節の季語って何?
俳句の鑑賞文の書き方ってコツ何?
という疑問に答えます。
中学生の皆さん、俳句を作るときに季語選びに悩んでいませんか?
季語は俳句に季節感を添える重要な要素ですが、どんな言葉が季語なのか、どう使えばいいのかわからないですよね。
でも大丈夫!この記事では、中学生向けに季語一覧表を季節ごとに紹介し、季語の使い方のコツも伝授します。
面白い季語を選んで、自分らしい俳句を作る楽しさを味わってください。
さあ、季語の世界を一緒に探検しましょう!
中学生俳句の季語
中学生の皆さん、俳句を作るときに季語は欠かせません。
季語とは、季節感を表現する言葉のことで、春夏秋冬それぞれの季節に関連した自然や生活の言葉が含まれます。
俳句では、この季語を使うことで、短い言葉の中に豊かな情景を描くことができるのです。
ここでは、中学生が覚えておきたい季語の一覧表と、それを使った俳句の例をご紹介します。
季語を使いこなして、自分だけの素敵な俳句を作ってみましょう。
面白い季語で俳句作りを楽しもう
俳句作りは、ただ季語を使えばいいというものではありません。
面白い季語を選ぶことで、より印象的な俳句を作ることができます。例えば、春の「猫の恋」、夏の「金魚」、秋の「鰯雲」、冬の「炬燵猫」などは、ユニークな季語として知られています。
これらの季語を使って、自分らしい表現を楽しんでみてください。また、身近な生活の中から季語を見つけるのも面白いですね。
「給食」「部活」「テスト」など、中学生ならではの季語を使った俳句も、きっと読む人の心に残るはずです。
中学生俳句の作り方 中学生が俳句を作るなら、最初にやることは俳句のテーマについて2回深掘りをすることです。
例えば、「部活」に関する俳句の宿題が出たなら、最近の部活で行っている印象的なできごとについて考えてみます。
たとえば、寒い日に野球グローブに手を入れる瞬間が冷たくて大変…など身近なできごとがいいですね。その中で、季節に合った季語を調べてみましょう。
俳句は、17文字で5・7・5のリズムでできていますから、音をカウントすることが必須です。
そして、ワンランク上の俳句にするため、「なり・けり・かな」という感情表現の体言止めを使うことで、小学生とは違う中学生らしい俳句を作ることができます。
中学生が俳句で使える夏の季語
夏の生活・行事に関する季語は、氷菓(アイス)・かき氷・ソーダ水・梅干し・冷奴(ひややっこ)・ところてん・柏餅(かしわもち)・こいのぼり・こどもの日・母の日・父の日・夏祭り・冷房・うちわ・風鈴・扇風機・夏帽子・日傘・夏服・浴衣・衣替え・暑中見舞い・花火・打ち上げ花火・遠花火・夏休み・日焼け・あせ・プール・泳ぎ・水遊び・海水浴・林間学校・山登り・噴水・田植え・キャンプ。
夏の時候・天候に関する季語は、夏・夏来る・立夏・暑し・涼し・梅雨・夏至・夕焼け・春風・炎天・五月雨・五月晴れ・風薫る。
夏の動物に関する季語は、夏の蝶・アゲハ蝶・夏つばめ・青ガエル・蛇・あめんぼ・蛍・蚊・あり・テントウムシ・カタツムリ・セミ・金魚・初ガツオ。
中学生が俳句で使える秋の季語
秋の生活・行事に関する季語は、運動会・七夕・盆踊り・お盆・稲刈り・かかし・文化の日・冬支度・新米・栗ご飯・干し柿。
秋の時候・天候に関する季語は、残暑・秋分・さわやか・ゆく秋・夜長・秋深し・夜寒・秋・秋来る・立秋・月見・天の川・星月夜・流れ星・稲妻・霧・露・台風・イワシ雲・秋風・秋晴れ・天高し。
秋の動物に関する季語は、虫の声・こおろぎ・ばった・きりぎりす・秋のセミ・小鳥・トンボ・渡り鳥・赤とんぼ・サンマ。
中学生が俳句で使える冬の季語
冬の生活・行事に関する季語は、大掃除・冬休み・除夜の鐘・ゆく年・息白し・雪だるま・雪合戦・スケート・スキー・スノーボード・サンタクロース・クリスマス・ゆず湯・湯たんぽ・風邪・咳・七五三・節分
福は内・豆まき。
冬の時候・天候に関する季語は、冬・冬来る・冬将軍・冬至・短日・師走・大晦日・小春・木枯らし・北風・春を待つ・三寒四温・雪・初雪・吹雪・風花・寒し・つらら・凍る・オリオン座・霜柱・新年・正月・初春・初日の出・すごろく・かるた・羽付き・初詣・凧あげ・初夢・雑煮・鏡餅・七草がゆ・お年玉・年賀状・書初め。
冬の動物に関する季語は、冬眠・白鳥・くま・うさぎ。
中学生俳句の作り方
中学生が俳句を作るなら、最初にやることは俳句のテーマについて2回深掘りをすることです。
例えば、「部活」に関する俳句の宿題が出たなら、最近の部活で行っている印象的なできごとについて考えてみます。たとえば、寒い日に野球グローブに手を入れる瞬間が冷たくて大変…など身近なできごとがいいですね。
その中で、季節に合った季語を調べてみましょう。
俳句は、17文字で5.7.7のリズムでできていますから、音をカウントすることが必須です。
そして、ワンランク上の俳句にするため、「なり・けり・かな」という感情表現の体言止めを使うことで、小学生とは違う中学生らしい俳句を作ることができます。
中学生俳句の鑑賞文の書き方
中学生がおさえておきたい、俳句の鑑賞文にについてお伝えします。
ポイント
- どんな情景なのか?
- 作者の心情はどんなものか?
- その俳句を詠んで感じたこと
鑑賞文を書くポイントは3つあります。
1つ目は俳句に書かれている情景について。情景というのは、景色や場面のことなので、季節やどんな状況なのかを読み取ります。
2つ目は俳句の情景において、作者が伝えたい心情を想像しましょう。あくまでも、想像でいいので「こんな気持ちなんだろうな」という程度で構いません。数学のような正しい答えはないので大丈夫!
3つ目は俳句を鑑賞して、自分で感じたことをまとめます。俳句を詠んでのまとめることで、中学生でも俳句の鑑賞文がスイスイ書けると思います。
中学生俳句で知っておきたいこと
ここでは、中学生の俳句作りで知っておくと便利なことをまとめています。
日常・部活に関する俳句の作りのコツ
中学生の俳句の宿題では、意外に多い日常や部活に関する俳句。どちらも身近な日常や部活での場面について考えることから始めましょう。
『日常や部活についての俳句を参考にしたい』という方に向けて、下記の記事を用意しましたのでご覧ください。
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冬に関する俳句の作りのコツ
冬休みの宿題で出る、冬に関する俳句の作り方は部屋にある冬ならではの家具や食べ物に目を向けてテーマを深掘りすると、こんな感じかな!という場面がイメージできます。
どうしても浮かなばい人は、最近会ったできごとを参考にしてもいいと思います。たとえば、みかんを食べるときに果汁が目に入って痛かった経験を俳句にするのもいいですね。
『冬に関する中学生向け俳句が知りたい』という方に向けて、下記の記事を用意しましたのでご覧ください。
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中学生の俳句【冬のおすすめ23選】宿題の参考にするならコレ
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中学生の季語Q&A
Q1:季語が思いつかないときはどうすればいいですか?
A1:身の回りの自然や生活を観察してみましょう。
花や動物、食べ物など、季節を感じるものはたくさんあります。また、歳時記を読んで、季語の例を学ぶのもおすすめです。歳時記は、季語が季節ごとに分類されているので、参考になるはずです。
そして、実際に季語を使って俳句を作ってみることが大切。季語を使う練習を重ねることで、徐々に季語が思いつくようになるでしょう。
Q2:季語の使い方で、気をつけることはありますか?
A2:季語は、その季節の代表的なものを選ぶことが大切です。
例えば、春なら桜、夏なら蝉、秋なら紅葉、冬なら雪など、誰もがすぐに季節を連想できるものがおすすめ。また、季語は一句に一つだけ使うのが基本。
二つ以上の季語を使うと、季節感がぼやけてしまうことがあるので注意が必要です。
そして、季語はあくまでも季節を表す言葉。季語だけで俳句が完成するわけではないので、季語以外の言葉も工夫しましょう。
Q3:友達と一緒に俳句を作るときのコツはありますか?
A3:友達と一緒に俳句を作るのは、とても楽しいものです。
まず、みんなで季節を感じる場所に行ってみましょう。公園や森、海辺など、自然豊かな場所がおすすめ。
そこで、季節の変化を観察し、感じたことを言葉にしてみます。そして、それぞれが作った俳句を持ち寄って、鑑賞会をするのも面白いですね。
友達の俳句から、新しい発見や感動を得られるはずです。
また、季語を題材にしたゲームをするのも楽しいでしょう。例えば、季語かるたや、季語しりとりなど。遊び感覚で季語を学ぶことができます。
Q4:有名な俳人の俳句から、季語の使い方を学ぶにはどうすればいいですか?
A4:有名な俳人の俳句には、季語の使い方の参考になるものがたくさんあります。
例えば、松尾芭蕉の「古池や 蛙飛び込む 水の音」では、「蛙」が季語になっています。この俳句から、季語を使って情景を描く技法を学ぶことができるでしょう。
また、小林一茶の「雀の子 そこのけそこのけ お馬が通る」では、「雀の子」が季語になっています。この俳句から、季語を使ってユーモアを表現する技法を学ぶことができます。
このように、有名な俳句を味わいながら、季語の使い方を学んでいきましょう。
Q5:季語を使った俳句を作るとき、どんなことに気をつければいいですか?
A5:季語を使った俳句を作るときは、まず季節感を大切にすることが肝心です。その季節ならではの風景や情感を、季語を通して表現するのが俳句の醍醐味。
そのためには、季節の移ろいに敏感になることが大切。自然の中で季節を感じる時間を持つことをおすすめします。また、俳句は最小限の言葉で情景を描く文芸。
季語だけでなく、他の言葉も吟味して選ぶことが大切です。そして、俳句は読む人の心に情景を浮かべる文芸。
読む人の想像力を刺激するような、奥行きのある表現を心がけましょう。
まとめ:中学生の季語学習ポイント
中学生の皆さん、俳句を作るときの季語の使い方、ポイントは押さえられましたか?
最後に、季語を学ぶ上で大切なことをおさらいしておきましょう。
まとめ
- 季語は季節を表す言葉
- 季語を使いこなすには、季節の移ろいを敏感に感じ取る心が必要
- 日々の生活の中で、四季折々の自然の変化を観察し、季節を感じる心を養う
- 季語は春夏秋冬それぞれに数多くある
- 一人で全ての季語を知るのは難しい
- 歳時記を読んだり、有名な俳句を味わったりして、季語の知識を広げることが大切
- 友達と季語について語り合うのも効果的
- 季語は俳句を作る上での "ルール" の一つ
- ルールを守るだけが俳句ではない
- 大切なのは季語を使って、自分の感性を表現する楽しさを味わうこと
- 季語を手がかりに、感動の瞬間を切り取る喜びを感じる
季語を学ぶことは、俳句を作るだけでなく、自然や言葉への感性を磨くことにもつながります。
また、日本の伝統文化への理解を深めることにもなるでしょう。
中学生の皆さん、これからも季語と俳句を通して、豊かな感性を育んでいってくださいね。