宿題で春の俳句があるんだけど、どうやって書けばいい?
参考になる俳句を知りたいんだけど…
という悩みに答えます。
俳句は答えがないので、宿題に出るとなにを書けばいいのか困りますよね。教室や廊下に掲示されることもあるし、適当に書いておけばいいかなんてこともできません。
そこで、我が家が参考にした中学生が詠んだ春の俳句を備忘録として、共有したいと思います。
面倒な宿題はササっと終わらせて、自分が熱中できることに時間を使っていただければ幸いです。
中学生の俳句【春のおすすめ】
早速ですが、中学生の国語の授業で多い春の俳句について、おすすめの
桃の花少女の会話うそほんと
楽しい俳句
桃が咲くのは3月。新生活が始まるにあたり、転校する話や転入生がやってくる話が飛び出す時期でもあります。
そこで「誰それさんが転校するんだって!」「うっそ…本当なの?」という会話をしている少女のそばで桃の花が舞い降りた様子。
季語は桃の花。
春の川六十五点の答案浮く
部活で俳句
中学生になると定期テストの結果は親に見せることも少ない中学生もいますよね。
そこで、屈辱感が強い65点というテストを川面にたたきつけた様子。季語は、春の川。
黒板の数字はみんな蜃気楼
部活で俳句
数学の授業中、理解できない単元はちんぷんかんぷんで蜃気楼のようにボーっと見えてしまう様子。
季語は蜃気楼。
どこへ行く桜の時のあの決意
部活で俳句
新学期は、夢や希望であふれています。しかし数カ月経過すると、掲げていた目標に背いている自分がいる時も!
苦い気持ちを表現していますね。季語は桜。
仰ぎ見る桜ぐわっと迫り来る
部活で俳句
春の感覚を謳った俳句です。桜に自分のエネルギーが移ったかのようで、目線と桜の位置関係が良く分かります。
季語は桜。
暗闇でぬっと通草をもらいけり
部活で俳句
暗闇で通草をもらうシチュエーションが良く分かりませんが、自然が多い地域に住んでいるんですね。
私の住む場所では通草は見かけないので、とても新鮮でした。季語は通草(あけび)です。
釣り上げし記憶を返す春の川
部活で俳句
幼い頃の記憶がふと蘇り、川に感謝の気持ちを込めてもう一度返上した様子。
心と川の交流はいいものですね。季語は春の川。
行く春や朝のコーラとジャンクかな
部活で俳句
ジャンクフードと行く春やという情緒的な季語を合わせたとことが、とてもセンスがいいですね。
中学生の頃はハンバーガーやスナック菓子が大好きな年齢ですが、栄養不足になりがちなので食べ過ぎには気を付けて下さい!
新入生活気あふれる「This is a Pen」
ちいさな一茶たち
中学1年生の教室前を通りかかると、英語の基礎をやっていて懐かしんでいる様子。
季語は新入生。
下駄箱に春待つような白い靴
ちいさな一茶たち
4月になると通学靴を買い替える中学生が多いので、下駄箱には真っ白な靴が並んでいる様子。
新しい通学靴は、履くと気分が上がりますよね♪ 季語は春。
竿影の曲がりて伸びて春の海
ちいさな一茶たち
海釣りを冬の間からしていた中学生が、春になり気が付くと竿の影が長くなって季節の変化を感じている様子。
季語は春の海。
あおむけば口の中まで春日かな
ちいさな一茶たち
良く晴れた日に背伸びをすると、口の中まであたたかい光を感じた様子。
季語は春日(はるひ)。
出稼ぎの父といっしょに春が来る
ちいさな一茶たち
寒い地方では、冬の間だけ単身赴任で仕事をするお父さんがいます。
春になると出張が終り、家族一緒の生活が戻って来るんですね。
田植え待つ田にみちのくの山うつる
ちいさな一茶たち
田植えの準備は4月に行います。水をはった水面に近くの山が浮かんでいる様子。
とても綺麗で、私も気持ちが安らぎます!季語は田植え待つ。
日がさして象牙のごとく新芽ふく
ちいさな一茶たち
春になり地面から力強く出てきた新芽が、まるで象牙のように見えた様子。
季語は新芽。
トンネルをふちどるごときわかみどり
ちいさな一茶たち
新緑の春は草木の成長がとても速いので、トンネルの入り口がびっしり緑でおおわれていた様子。
季語は若緑。
春風に子どもとはしゃぐ風車
ちいさな一茶たち
春の天気がいい日に子供が元気に遊んでいると、近くにあった風車も一緒にクルクル元気よく回転している様子。
季語は春風。
春ラララかたかたゆれるランドセル
ちいさな一茶たち
兄弟か親戚の子なのか、小学校へ入学するのを楽しみにしている幼い子を見ている様子。
ランドセルは、しっかり閉めないとカタカタ音が鳴りましたよね。とても懐かしい気持ちになりました。
季語はランドセル。
駅頭に春風よぎり旅に立つ
ちいさな一茶たち
進路先へ向かう駅での情景を謳った様子。中学校の卒業式を終えると、進学する高校へ教科書を買いに行ったり、制服の採寸へ行ったりと忙しい時期ですね。
季語は春風。
駐車場5月の車みな光
ちいさな一茶たち
紫外線が強くなる5月。校舎に停まっている車がピカピカまぶしい様子。
季語は5月。
ここまで、中学生が詠んだ春の俳句を20選紹介しました。宿題で俳句がでると、なかなか浮かばず時間だけが過ぎるものです。
そこで同学年が作った俳句を参考に、どういった視点があるのか知るといいと思います。
気に入った作品があれば、自分に置き換えて直感を大切にしながらアレンジすると、オリジナルの春の俳句が完成!
中学生の春俳句の作り方
春俳句の作り方のコツは、3月・4月・5月にあった出来事や、これから予定している事について注目をすると良いと思います。
学校生活で春だけにある年間行事は何でしょうか。中学校に通っている中で、教室・体育館・部活・通学路・校庭などは、春しか見せない情景があるものです。
また、食べ物や身近な自然に目を向ける方法もあります。
季節が微妙な時は、中学生の俳句【夏のおすすめ20選】夏休みの宿題お助け!で夏に関する俳句をまとめています。
少し季節が早かった…という方には、中学生の俳句【冬のおすすめ23選】宿題の参考にするならコレという記事をご覧ください。
中学生にぴったりの春の季語
季語は春ならではの学校行事、卒業式・入学式・新入生・新クラス・新担任・新校舎・新人戦・新顧問・門出などがあります。
食べ物では、いちご・夏ミカン・たけのこ・春キャベツ・菜の花・びわ・桜餅・桜エビ・かつおです。
春の花は、桜・梅・桃・チューリップ・芝桜・ネモフィラ・薔薇。
春を表現する言葉は、春うらら・春時雨・春風・春霞・風光る・さえずり・息吹・出会い・別れなどがあります。
更に多くの春の季語を知りたい!という方は、中学生の俳句【すぐに使える季語】という記事がありますのでどうぞご覧ください。
中学生の春俳句まとめ
この記事では「中学生におすすめの春の俳句」についてまとめました。ここで内容を振り替ええておきましょう。
まとめ
- 俳句が宿題に出てもパッと思い浮かばないのでお手本を参考にする
- 参考にした俳句を自分に置き換えると書きやすい
- 俳句は考え過ぎず直感を大切にすると書きやすい
部活など中学生の日常を俳句にしたい方には、中学生の俳句【日常編】学校生活・部活サッカー・野球・テニス・バスケおすすめという記事がありますので、どうぞご覧ください。