この記事では「中学生の日常に関する俳句」についてまとめています。
部活に関する俳句の宿題が出ちゃったんだけど、思い浮かばない…
という悩みに答えます。
日ごろ、頑張ってきた部活ですが俳句にしてみて!と言われても、正直なかなか浮かんできませんよね。
そこで、中学生の息子と一緒に調べた中学生の日常(流れ星と虹)・部活の俳句についてお伝えします。
中学生日常の俳句
それでは、中学生の日常について17文字で表現した俳句をご紹介します。
夏休み肩書だけは受験生
出典元:ちいさな一茶たち
季語:夏休み
作者の心情:受験生らしい勉強はしていないけれど、そろそろ取り組まないとならないと感じている。
塾帰り背中で花火開きけり
出典元:ちいさな一茶たち
季語:花火
作者の心情:花火大会があるのは知っているけれど、塾の方が今年は優先だ!
自転車で走るあなたは秋の風
出典元:ちいさな一茶たち
季語:秋
作者の心情:恋心を抱いているあなたの心は変わりやすいと感じている。
中学生の俳句 部活
中学生の多くが参加する部活(サッカー・野球・テニス・バドミントン・バスケ・剣道)に関する俳句について、お伝えします。
サッカーに関する中学生の俳句
炎天下応援の声叫ぶ声
季語:炎天下
作者の心情:試合のレギュラーではないけれど、全力で応援を頑張った。
シュート決める目盛りのルーティン
季語:なし
作者の心情:シュートのゴールを左右するルーティンは、自分を見つめる大切な時間だと感じている。
応援の声、響きますね!私も試合を応援するのが好きです。
野球に関する中学生の俳句
夏の空打たれてしまったホームラン
出典元:ちいさな一茶たち
季語:夏
作者の心情:夏の大きな大会で、ホームランを打たれてしまいむなしい。
夏の空一点とるたび大歓声
季語:夏
作者の心情:3塁の打者走者がホームベースに全力疾走し、得点をあげた時の歓声が大きく印象に残っている。
打たれてしまった時の気持ち、悔しいですね。次こそは頑張ってほしいです!
テニスに関する中学生の俳句
ラケットの音をリズムに風涼し
出典元:ちいさな一茶たち
季語:風涼し
作者の心情:ラケットを振ると、風が涼しく感じられ夏が終ろうとしていることがわかった。
緑陰にラケット重ね敗者たち
出典元:ちいさな一茶たち
季語:緑陰
作者の心情:試合に負け出番のない選手のラケットが、荷物置き場の片隅に静かに置かれている。
鵙猛るテニスのサーブ決める時
出典元:ちいさな一茶たち
季語:鵙(もずという鳥の名前)
作者の心情:テニスでサーブポイントを得るときは、鵙のような速さが出た時だ!
バスケに関する中学生の俳句
真夏日やバンクショットを決める琉実
季語:真夏日
作者の心情:バスケ部のアニメ主人公がシュートを決める様子が印象的だった。
日が暮れるゴールネットを揺らす玉
季語:日が暮れる
作者の心情:校庭のバスケットコートでゴールするたびに揺れるネットと日の沈みが早くなり夕焼けが見える。
汗だくの相手と争うリバウンド
季語:汗だく
作者の心情:あつい夏の体育館でリバウンドを競ったことが印象深い。
バドミントンに関する中学生の俳句
春風にバドミントンの羽逃げる
出典元:ちいさな一茶たち
季語:春風
作者の心情:春に吹くおだやかな風にバドミントンの羽が飛ばされた。
バドミントンの羽が春風に乗って飛んでいく光景、目に浮かびます。
ブザー鳴り涙でにじむ夏の空
季語:夏の空
作者の心情:試合終了の合図で負けが確定し、ふと見た夏の空が涙でぼやけていた。
剣道に関する中学生の俳句
道場に響き渡るはメンの音
季語:なし
作者の心情:凛とした雰囲気の剣道場に、自分の声だけが響いている。
剣道の稽古、厳しいですね。自分の声だけが響く瞬間、真剣さが伝わってきます。
中学生の俳句 流れ星
さそり座の尾の一げきに流れ星
出典元:ちいさな一茶たち
季語:さそり座
作者の心情:流れ星は、さそりの針の一撃のように早かった。
流れ星想い届けよ北の空
季語:流れ星
作者の心情:北の方向に想いを届けたい人がいる。
中学生の俳句 虹
七色の虹が回るよシャボン玉
出典元:ちいさな一茶たち
季語:虹
作者の心情:夏の光に輝いてシャボン玉がきれいだと思った。
4階の教室の窓午後の虹
季語:虹
作者の心情:教室の窓から見た虹がとても綺麗だと思った。
春の虹君の笑顔とミルクティー
季語:春
作者の心情:春の虹特有の雰囲気が、ミルクティーとよく似ていると感じた。
教室の窓から見た虹、一日の疲れが吹き飛びますね。
ここまで、中学生の日常と部活の俳句について紹介しました。次に、俳句作りで知っておきたいことをおさえておきましょう。
中学生の俳句作りで知っておきたいこと
俳句の基本は、季語や名詞を知っておくと簡単にワンランク上の俳句を作ることができます。
すぐに使える、おもしろい季語を紹介します。
春の季語:凧(いかのぼり)
お正月にする「たこ」あげを関西では「いか」のぼりと呼んで、江戸時代では春の行事でした。
春の季語:亀鳴く
春の田んぼから聞こえた音を「亀の声にちがいない」とよんだ昔の和歌より、 春ののどかな様子を表す季語として使われています。
夏の季語:昼寝
夏はクーラーがなく寝不足になりがちだったため、体力を回復するために昼寝は大切な習慣でした。
秋の季語:つばめが帰る
春になるとつばめがやってきますが、帰るのは秋になります。
冬の季語:山眠る
静かな冬の情景を、眠ると表現しています。
多くの季語を知りたい!という方は、中学生の俳句【すぐに使える季語】という記事がありますのでどうぞご覧ください。