中学生がリビングで勉強することには、メリットとデメリットの両方があります。
このような環境では、子どもはより集中できると感じる保護者もいれば、気が散る可能性があると心配する保護者もいるでしょう。
ここでは、この方法の長所と短所について説明します。
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中学生がリビングで勉強するメリット
中学生がリビングで勉強することには、いくつかの利点があります。
それぞれ詳しくみていきましょう。
ちなみに我が家では子供部屋で学習するときもあれば、リビングで学習するときもあり、学習の内容によって分かれています。
まずは、一般的なメリットについて解説していきたいと思います。
休みたい時にリラックス!いつもの空間が落ち着く
寝室で机に向かって勉強するよりも快適です。リビングにソファやリクライニングチェアがある場合は特にそうです。
リビングで勉強すれば、窓から差し込む自然光を利用できるのはもちろん、立ち上がって家の中を歩き回るだけで勉強の休憩を取ることができます。
さらに、ルームメイトや家族と一緒に暮らしている場合でも、寝室にこもって勉強するよりも、リビングルームで勉強したほうが一人の時間を確保できるようになります。
スペースに余裕があるから圧迫感がない
寝室よりもリビングの方がスペースがあります。勉強道具を広げる必要がある学生にとって、これは有益なことです。リビングテーブルは広いので、参考書・ノート・筆記用具・ノートPC・飲み物など、複数の勉強道具が目一杯広げられるので便利です。
ちなみにノートPCを学習につかったり、タブレット学習をしているご家庭は飲み物が蓋が出来る水筒などにしておくとこぼれる心配もないのでおすすめですよ!
また、リビングにスペースがあることで、勉強の合間の息抜きや、快適な環境でのリラックスタイムも確保できます。勉強に集中できる環境を整えることができます。
親の目が行き届くのでサポートしやすい
リビングルームで勉強する生徒を保護者が監督するのが容易です。これは、親が同じ部屋にいることができ、必要に応じてより簡単にサポートすることができるためです。
実際に我が家でリビング学習をしている時は、順調に進んでいるな~とか進みが悪くて悩んでいるな~などが分かるので、そんな時は声掛けをして、サポートするようにしています。
サポートといっても相手は中学生ですので、学習アプリを使ってみたら?とかオンラインで相談出来る場合は先生に聞いてみたらなど、詰まっている所を解消する場所の案内などに徹しています。
気が散るものが少ない
リビングルームには、ベッドルームに比べて気が散るものが少ないです。なぜなら、リビングルームは一般的にリラックスして楽しむために使われるため、電子機器やその他の気が散るものが少ないからです。
子ども部屋には、マンガやゲームPC、子どもが好きなおもちゃなど、勉強の妨げになる誘惑がいっぱい。しかし、リビングでは基本的にテレビ以外に楽しませるものがないので、勉強に集中することができます。
整理整頓が容易になる
リビングルームで勉強することで、家族全員にとってより効率的な勉強スペースを作ることができることです。親も学生もリビングルームで勉強することで、家の中の整理整頓がしやすくなるからです。
子供部屋で勉強するとき、まず物を片付けません!
勉強道具、参考書、問題集など、たいてい出しっぱなしです。それを見つけるたびに片付けなければならないのは、とても面倒なことです。
そこで、リビングで勉強させることで、目の届くところに勉強道具を置くスペースを作り、そこさえきれいにしておけば、家中が散らかることはありません。そうすることで、より整理整頓された、気が散らない勉強の環境を作ることもできるのです。
リビング学習は親子間のコミュニケーションに最適
リビングでの勉強は、親子のコミュニケーションを深めるのに効果的です。
リビングで勉強や宿題について話し合うことで、親と子のコミュニケーションが円滑になります。
また、子どもが勉強に苦手意識を持っているかどうかを親が確認し、手助けをすることで、子どもの勉強習慣をより質の高いものにすることができます。
さらに、共通の目標に向かって協力し合うことで、親子の絆を深めることにもつながります。
我が家ではリビング学習することによって、学習の理解の深度によって学習のカリキュラムを話し合い、子どもが意欲的に学習できるようになっています。
もちろん、毎日勉強するのが楽しいとは言っていませんが、それでも
「絶対勉強なんてやりたくない!」から「仕方なくやるか」
ぐらいになっただけでもありがたいです。
中学生がリビングで勉強するデメリット
中学生がリビングで勉強することには、デメリットもあります。
まず、寝室よりもリビングの方が気が散る可能性があります。例えば、リビングにはテレビがあり、生徒の誘惑になる可能性があります。
対応策その①テレビのリモコンを隠す
第二に、リビングルームは家庭内の活動の中心地であることが多いです。
つまり、リビングルームは寝室よりも騒音や動きが多い可能性があります。これは、子どもが集中するのを難しくする可能性があります。
対応策その②兄弟がいる場合は、リビングルームでなくダイニングルームで勉強する
第三に、リビングで勉強する学生は、家族から邪魔される可能性が高くなります。これは、学習の妨げになる可能性があります。
例えば、父親と母親が喧嘩し始めた!や学習時間に美味しそうなおやつの香りが漂ってしまった!など生活上已む得ない邪魔が入る可能性はあります。
対応策その③これはもう仕方がない!そうなったら寝室(子ども部屋)に退避
保護者が学習場所を決める際のポイント
中学生をリビングで勉強させるかどうか、親が判断する際に気をつけるべき点がいくつかあります。
子どもの正確に合わせる
子供の性格を考慮する必要があります。
リビングにいると気が散りやすい子もいれば、集中力がある子もいます。
子どもが宿題をするのに最適な場所を見つけるには、子どもの性格を念頭に置くことが大切です。静かな場所が得意な子もいれば、集中するためにもう少し刺激が必要な子もいます。
気が散りやすい子には、リビングなど人やテレビなどの刺激が多い場所は避けたほうがいいかもしれません。しかし、集中力のある子どもなら、リビングルームで宿題をすることも可能かもしれません。
最終的には、親が子どもの性格を把握し、判断することが大切です。
間取り(導線)を考える
親は家の間取りを考慮する必要があります。リビングルームとキッチンやその他の人通りの多い場所との位置関係は、そのスペースで勉強する際に生徒がどれだけ集中できるかに影響を与える可能性があります。近くに人通りが多い場所があれば、勉強の妨げになることもあります。その場合は、家の中の静かな場所や、ドアを閉められる部屋など、気が散らないような別の場所で勉強したほうがよいかもしれません。
在宅勤務・小さいお子さんがいる場合
保護者自身のスケジュールも考慮する必要があります。在宅勤務や小さなお子さんがいる場合、中学生のお子さんが勉強している時間帯にリビングにいる必要があるかもしれません。そうすると、子どもは集中できないかもしれません。
このような場合は、勉強の時間には二人とも別の部屋にいるように、スケジュールを調整するのが一番です。そうすることで、お互いにとってより良い環境が生まれ、より勉強に集中できるようになります。
我が家では隣の部屋からリビングまで見えるので、勉強している時間帯は親たちはそこで何かしら家事や作業をしたりしているので、同一の部屋にはいません。
ですが、長女がリビングで勉強している時は隣に居て家事をやっていたので、同一の部屋にいるから集中出来ないわけでもありませんよ。
実際に同一に部屋にいた方が安心して勉強できると言われたこともあるので、勉強の邪魔にならない程度に家事をしているぐらいは全然問題ないと思います。
中学生がリビングで勉強するメリット・デメリットの最終的な考察
中学生をリビングで勉強させることには、メリットとデメリットの両方があります。
どこで勉強するのが一番効率的か、悩むところですが、最初から一つの場所に決めるのではなく、いろいろな場所で行ってみて、子どもと話し合いしてみるのが一番かもしれませんね。
我が家では、子どもたちが勉強するための机を子ども部屋に買った時期がありました。結局、手探りで試行錯誤しながら、リビングと子供部屋のバランスをとっていきましたので、慌ててすぐに決断する必要はありませんよ。
子どもの性格や家の間取り、親自身のスケジュールなどを考慮して決めるとよいのではないでしょうか。
この記事がリビング学習についてのヒントになれば幸いです。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。